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月ではウサギが嘘をついている

 下世話な雑記と、滲みったれた自作の詩をあげてます。妄想5割、イタさ2割、下ネタ1割で構成。あ、2割足りねーわ。

05/06

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03/17

Mon

2014

ポスト・「オレオレ」な南の国

 

先月の終わり、初めて高知を旅行した。以前から行ってみたいと思っていた土地なのだが、カツオはあんまり好きじゃないので、今までなんとなくスルーしてきたのだ。
 
しかし今年、東京の冬があまりにも寒かったため「寒いくらいなら南国でカツオを食べたほうがマシぜよ」というコンセプトのもと、三泊四日のプチ亡命をふらりと企画した。まあ、本州から見たら、海外っちゃあ、海外だしね。
 
 そんなこんなで思いつきでたどり着いた高知は、期待以上の南国感が漂っていた。
 
東京よりも10℃近く気温が高い日に行っちゃったせいで不意打ちで花粉症に見舞われたり、知らないオバちゃんが本州では見かけないみかんをくれたり、空港から市街へのリムジンバスは人が待っていないとみるや時刻表に関係なく出発しちゃったり(空港の案内の人に聞いた話)、着物を着た、さも上品そうなご婦人が赤信号をガン無視して大通りを渡っていたり、はりまや橋はコントのセットみたいな小っささだったり、カツオよりもひそかにウツボが旨かったりで、この日本国における「何が起きても変じゃない(Byみすちる)」レベルは、ほぼ大阪と互角と見た。
さすがは「日本を洗濯しちゃうぞ」的なことを言った幕末の英雄を生んだ自由の国・土佐。いや、心象的にはもはや「TOSA」の方がしっくりくる。そう。海外っちゃあ、海外だし。
などと感心しつつ、地元の人々の土佐弁を聞きながら高知の町を歩くうちに、あることに気付いた。そして、高知の中心であえて叫んだ(心の中で)。
 
誰も、「ぜよ」って言ってないぜよ!!!!!
 
 
 そう。高知の人は全員語尾に「ぜよ」を付けるものだと思っていたのだが、3泊4日の旅行中、肉声で「ぜよ」を聞くことはついに一度もなかったのである(観光名所の音声ガイドとかは結構言ってる)。「まっこと、うまいぜよ」とか「高知城の天守閣へ登ってみるぜよ」とか、まちの至るところに「ぜよ」の記載があふれかえっているにもかかわらず、である。
 
 これはもう、「ぜよぜよ詐欺」ではないか。
 
いくら「龍馬伝」の視聴率が良かったからと言って、それはもう何年も前の話だ(無関係)。少なくとも、本場のカツオを食べたい人と同じテンションで、本場の「ぜよ」を聞きたくて行った被害者が約一名ここにいるぞ。
 

 というわけで、今度旅行に行くときには、類似の「どすえどすえ詐欺」や「ごわすごわす詐欺」にも十分気をつけねばならんぜよ、と思う今日この頃であった。

全然関係ないけど、よく「畳の上で死にたい」とかって言うけど、あの坂本龍馬だって畳の上で死んでるんだよね。つまり、そのココロは「何が起きても変じゃない人生を自由に生きろ。そして洗濯はこまめにしましょう」ってことだと思う(多分違う)。
 
 

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