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月ではウサギが嘘をついている

 下世話な雑記と、滲みったれた自作の詩をあげてます。妄想5割、イタさ2割、下ネタ1割で構成。あ、2割足りねーわ。

05/19

Sun

2024

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04/28

Sat

2012

 
 いつもながら、自分の話の上に、時期遅れなネタで恐縮だが。

 小学校へ入学した日に、実家の庭で撮った写真が残っている。
 そこには、真新しいランドセルを背負い、満開の梅の木の下で「なんちゃってポーズ」をキメながらゴリラの顔真似をした、さも頭の悪そうな子供が写っている。
 その古写真からは「この子、御国の定めた義務教育課程をクリアできるの?入学式当日にして、おかあさんすごく不安だわ」みたいな、哀しいイタさが漂ってくるのだが、そんなことはどうでもよい。

 気に留めていただきたいのは、「入学式に梅の花が満開」ってところ。
 自分の田舎は長野県の北のはずれなのだが、この片田舎でその頃に桜が咲くことはまずない。「入学式=桜」という日本人の固定観念に、はまらない地域だ。
 
 では「入学式のある4月の初旬頃に桜が咲くのはどこだろう?」と思って、気象庁のHPで全国各地の桜の開花・満開の平年日を調べてみた。そしたら、東京から関東以西のほとんどの地域の満開日が大体その頃。長野を含めた関東以北は、満開日どころか開花日すらもっと先だった。
 
 このことから考えるに、「入学式は桜の季節」って言うイメージは、なんつーか、東京イズムの賜物なんじゃなかろうか。さらに言うと、幕末・明治維新期の勝ち組スタンダードなんすかね。ほら、新政府の中心となった薩摩と長州=今の鹿児島県と山口県が、西から東進して江戸に中央政府をつくったのが、今の首都東京に至ってるわけだから。
 
 その辺の真偽はさておき、「『桜の木の下には死体が埋まっている』っていう話はナンセンスだけど『寒い地方の桜の下にはヒガミ根性が埋まっている』説は、今度の学会に発表してもかなりの高評価ゲットなんじゃないの?っていうか、学会ってなんの学会だよ」などとアホな思索にふけりつつ、東京の葉桜を仰ぐ今日この頃である。




 

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